──昔の自分と、今の子どもたちを重ねてしまうからです。
私は昭和51年生まれです。 小さい頃から「姿勢を良くしなさい」と言われ続けていましたが、どうすれば良いのかは誰も教えてくれませんでした。

当時は、子どもの姿勢に関する正しい知識がほとんどなく、背中が丸いと「ピシャッ」と叩かれるような時代。 姿勢は良くならないまま、小学校時代へ進みました。

私は運動が苦手で、マラソン大会は後ろから数番目。 運動会は目立たないように過ごし、少年野球も補欠。 水泳も週1で通うだけで、特に速くありませんでした。
自信がなく、性格も内向的。 知識を披露しては反感を買い、いじめられたこともあります。
今思えば、 姿勢の悪さが「自信のなさ」や「運動の苦手意識」に大きく影響していた と感じています。
■ 水泳との出会いが、私を少しずつ変えてくれた
そんな私の転機は、水泳を本格的に始めたことでした。

続けていたことで4泳法を覚え、中学では「水泳が得意」と言えるようになりました。 選手コースに入り、仲間ができ、性格も明るくなりました。
記録は伸びませんでしたが、 「続けることで自分を肯定できた」 という経験は、今でも大切な財産です。
■ スイミングコーチとして、子どもの成長に深く関わる日々
大学を中退し、私はスイミングコーチになりました。 水泳だけが自分を支えてくれるものだったのかもしれません。
スイミングコーチとして、3歳から70代まで幅広い方を指導する中で、 特に子どもたちの成長に深く関わることができました。

3〜4歳から教えていた子が中学生になり、選手コースに上がる姿を見ると、 「自分の子どものようだな」と感じることもありました。
そんな中で、姿勢が悪い子、記録が伸びない子、自信が持てない子を見ると、 どうしても昔の自分と重なってしまいました。
「もっと力になりたいのに、できない」 そんな歯がゆさを抱えながら指導していた時期もあります。
■ そして今──
その後、スポーツクラブでの経験や独立後の学びを通して、 姿勢改善の知識と技術を深めてきました。
そして、自分の子どもの姿勢改善を通して、 「幼少期の姿勢は、その子の未来に大きく影響する」 と強く感じるようになりました。
だからこそ、私はこれからも 子どもの姿勢改善に力を入れていきたい。
昔の私のように、 姿勢が原因で自信をなくしたり、運動が嫌いになったりする子を一人でも減らしたい。
その思いが、今の私の原点です。
